今日もWeb掲示板には、自己分析に悩んでいる人の質問が載っている。就職活動において自己分析に悩む人は、考え方を変えてみよう、ということをこの記事で説明する。
よく見かける勘違い
こんな質問をよく見かけます。
どうやって、自分がどんな人かを導けばいいのでしょうか。
残念ながら、この質問者は、大きな勘違いをしています。
就職活動での自己分析では、「自分がどんな人か」を導き出すことをゴールにしては、いけません。
“自分がどんな人か”は、理由・根拠です。結論ではない。
これを勘違いしている人がとても多い。この勘違いさえなくなれば、自己分析の悩みは解消するはずです。
「自分はどんな人か」はこう使う
こう書くと、わかりやすいでしょうか。
- 私はこういう人なので、~がしたいです。
- 私はこういう人なので、~が実現できます。
- 私はこういう人なので、御社に~という貢献ができます。
↑のようなことを言うために、「自分はどんな人か」があるのです。
面接官になった気持ちで、考えてみてください。「私はこれこれこういう人です!」って言われても…。「そうですか。それが何か」と言うしかないですね。
いままで何度も、「あなたがどういう人なのかを伝えるのが大事」と書いていますが、それは、相手を納得させるための理由として、なのです。「御社に貢献できます!」と大声で言ったって、説得力はない。「私はこういうことができるので、御社に貢献できます」だと、一気に説得力が増しますね。
まずは、何をしたいのかを明確にしましょうね。その理由付けとして自己分析をするのです。やりかたはこの記事↓に書いてあります。
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